海外における「効率的・効果的な道徳の教科横断的授業」実践三例
日本で道徳が教科化された事を受け、海外で生活する子ども達も日本の道徳的な心情や判断力などを学ぶ必要があると考え、昨年度より「道徳」を研究テーマに全校で取り組んできました。限られた授業時数の中に道徳科の教育活動を効果的に取り入れる為、教科横断的な授業をデザインして実践。教科の学習目標の達成だけでなく、秩序・規律・公正など道徳的態度育成にも効果が見られました。
例①:1年2年複式授業/よく見て、しっかり考えて、かんさつ名人になろう!
<主な学習活動>
・観察したことをメモに詳しく記録し、順序や書き方のポイントに気をつけて的確な観点で文章に表す。
・読み手に伝わるように書けているか読み返したり、友達と読み合って互いの工夫点を探したりする。
例②:5年/より良い学校生活を送るためにできることを提案しよう!!
<主な学習活動>
・日米の小学校の比較を通して、相違点から気づいたことを整理する。
・活動報告書のモデル文を活用して事実と意見とを区別して書き表す。
・提案書の下書きの文例と推敲後の提案書を比較したり、友達と助言し合ったりして、表現の仕方を見直す。
例③:全学年/現地校マクドナルド小学校との交流活動 学習発表会
<主な学習活動>
・マクドナルド小学校の5年生6年生に、今までの学習内容を発表し、意見交換をする。
・日本式の授業を現地校の5年生と6年生に紹介し、日本の国語と体育の授業に一緒に参加する。